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2013年8月25日日曜日

新橋演舞場九月大歌舞伎を観にいこう!その④


新橋演舞場 九月大歌舞伎まであと7日!

 

今日は夜の部の演目をご紹介します。

 

夜の部最初の演目は『不知火検校』

 

蜷川実花さん撮影のポスター、皆様はごらんになりましたか?

 

 

不気味な美しさの漂う青い花をバックに、松本幸四郎さん演じる2役が並ぶ、ダークな雰囲気のポスター、どんな舞台が見られるのかどきどきしますね。

 

写っているのは、右が『河内山』の河内山宗俊、左が『不知火検校』の按摩富の市、後の二代目検校

河内山のほうは、強請を働くとはいえ、弱気を助け強きを挫くという赴き。なぜか憎めない小悪党です。

ところが、富の市のほうは、血も涙もないまさに「極悪人」。怖いですね~

 

この『不知火検校』、勝新太郎さん主演の映画が有名ですが、もとは歌舞伎の作品。

宇野信夫が脚本を書き、19602月に新橋演舞場で上演されたのが最初です。

 

『元禄忠臣蔵』をご紹介した回で、「新歌舞伎」のお話をしましたが、この作品は戦後に作られたお芝居。
「新作歌舞伎」と呼ばれるジャンルにあたります。

 

そこで今日のテーマです。

 

~今日のテーマ~

新作歌舞伎でも、イヤホンガイドは必要?

 

ずばりお答えします。

新作歌舞伎も、イヤホンガイドでもっと楽しくごらんいただけます!

 

イヤホンガイドは今までも、たくさんの新作歌舞伎や現代劇に解説をつけてきました。

そしてその度に、多くのお客様にご利用いただき、喜んでいただけました。

 

説明がなくてもストーリーが十分わかりそうなはずのお芝居に、なぜでしょう?

 

それは、イヤホンガイドの解説は、ただ「わかりやすさ」をご提供するだけでなく、

解説があることでお芝居をより「面白く」「楽しく」ご覧いただくことを目指しているからなのです

 

たとえば、スーパー歌舞伎の『ヤマトタケル』

昨年の四代目市川猿之助さんの襲名興行の際、初めてイヤホンガイドの解説をつけました。

 

はじめはどのくらいのお客様がご利用になり、満足していただけるか、イヤホンガイドスタッフも心配がありましたが、ふたを開けてみると、古典歌舞伎上演の際と変わらず、多くのお客様が利用してくださいました。

 

また、『ヤマトタケル』博多座上演の際に行ったアンケートでは、解説内容を「よかった」とご回答くださった方は実に85%!

「借りなくてもわかると思っていたが、見ているだけではわからないことも説明してくれて、より楽しめた」

「衣装に隠れた意味などを説明してくれたので、物語がより深くわかった」

などの、うれしいご感想をいただきました。

 

古典歌舞伎よりも説明は少なめですが、「お芝居を邪魔しない適切な分量」と、こちらも好評。

 

見ているだけでは気づかない、わからないことも解説することで、お芝居をより深く、楽しくご覧いただける、というのが、新作歌舞伎のイヤホンガイドなのです。

 

では、『不知火検校』ではどのような解説が聞けるのでしょうか…
 
イヤホンガイドの解説をどうぞお楽しみに!

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